トランプ大統領ですが、11/20に、
北朝鮮をテロ支援国家に再指定すると発表しました。
というか、テロ支援というよりじゃなくて、
もはやテロ国家そのものでいいんじゃ。。。
また、トランプさんはホワイトハウスにて米財務省が21日に追加制裁を発表する!
と発表しました。これは金正恩体制への「非常に大規模な措置」だとも。
そもそもテロ支援国家って何?って話と、
北朝鮮って今まで指定されてないの?って話を
調べてみました。
北朝鮮が指定された、テロ支援国家ってなんぞ?
事の始まりは1987年の大韓航空機爆破事件。
これがあって、1988年1月に初めて指定されました。
当時はリビア、イラク、南イエメン、シリアが
指定国となりましたが、
その後、イラン、キューバ、スーダン、北朝鮮が追加されました。
合計8か国が指定されましたが、
現在では一部解除されています。
結局、今時点では、再指定の北朝鮮以外には、
シリア、イラン、スーダンが該当します。
テロ支援国家の指定の理由は?
北朝鮮は言わずもがなの核開発ですね。
これがどうアメリカと関係あるかというと、
弾道ミサイルに核積み込んだところで、怖くなくて、
どっちかというと、テロに使われるのが怖い。
というのも、この北朝鮮の核技術がシリアへ輸出されています。
また、パキスタンへも輸出されていたことがわかっています。
さらに、イランへも輸出されている可能性も。
核技術がこのようないわゆる「テロ支援国家」へ流れて、
その国で製造された「核兵器」が最終的には
テロリストに渡り、最終的にその核兵器がアメリカで
使用されないとはかぎりません。
アメリカ国内で核が使われると、
9.11を超える被害がでるのは自明ですから、
アメリカの存立がまた危うくなってしまうわけです。
このような危険を予防することが大事ですね。
ちなみに北朝鮮以外の国はというと、
- シリアはPLLPパレスチナ民族解放戦線を支援
- イランはレバノンにあるイスラム聖戦機構ヒズボラを支援
- スーダンは南スーダン民族解放戦線と内戦中で、その弾圧が激しい事が理由
という理由で指定されています。
ちなみにこのテロ支援国家というのは、
アメリカが「勝手」に指定するものです。
なので、アメリカ以外の強制力はありません。
テロ支援国家に指定されるとどうなるの?
指定されると、軍事関連物資の輸出が禁止されたり、
対外援助法や輸出入銀行法に基づく援助(資金供与)が禁止などの、
厳しい対応がなされるんですね。
ただし、今回はアメリカのみならず、国際社会から
すでに十分制裁を受けているので、
実質アピールだけみたいなもんですけどね。
強いて言えば、アメリカとの2国間協議の道が
正式になくなるという事くらいですが、
これも最初からアメリカはやる気ないので、
結局これもアピールだけですね。
北朝鮮は今回で2回目の指定だった!テロ支援国家の解除は?
ちなみに北朝鮮は今回2回目です。
1回目は1988年1月→2008年10月の間に指定されていました。
なお、解除については、大統領が議会に通告し、
その後45日で「テロ支援国家指定」が解除されます。
ちなみに、この間に「核申告」の内容を検証してOKがでないといけません。
これで制裁が解除されます。
一番大きいのは世界銀行などからの融資が可能になることで、
国内の経済復興の資金を調達できるということと、
各国との貿易が再開できるということでしょうね。
北朝鮮なんかはこれが一番うれしい事でしょう。
テロ支援国家、指定されると不利益は?北朝鮮は2回目のまとめ
ということで、北朝鮮のテロ支援国家再指定は
2回目ということでしたが、
この指定自体は我々一般大衆的には特になにも影響がありません。
よってこれまで通りミサイルだけ心配しましょう。
↓こちらの記事も参考にされてはいかがでしょうか。
それでは、本日はこの辺りで。